"She is a great artist-like Sviatoslav Richter"by Heinrich Neuhaus

ネイガウスのこのコメントは MELODIYA-CDのライナーに記されているのですが 最初自分は息子スタニスラフの間違いではないのかと 半分以上考えていました。 ノヴィツカヤは10歳で初めてのコンサートを 行ったということですので、 ネイガウスがノヴィツカヤの演奏を実際に聴き コメントを残すことは確かに可能だったわけなのですが 70歳を優に超えたネイガウスが一少女の 演奏に対してこのようなコメントを残すという 事にはいまいちピンとこなかったのです。 しかし佐藤泰一氏による労著ロシアピアニズムが再発され、ネイガウスが 死ぬ間際の1964年に当時15歳のルスダン・フンツァリアの才能を 見抜き、息子スタニスラフにその教育を預けたというくだりを その中に認めたとき、上記のコメントはいささか予言めいたものではあるものの 確かにネイガウスのものだったに違いないとはじめて確信が持てたのです。

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